埼玉県公立小中学校事務職員研究協議会
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第35回埼玉県学校事務研究大会

「学校教育に資する学校事務職員と学校事務を追求しよう!」

 平成10年9月に当時の第16期中央教育審議会が「今後の地方教育行政の在り方について」という答申により、その後の教育行財政改革の方向性を示しました。現在の埼事研研究担当による研究中期計画はその翌年度より始まり、答申で示された方向性を受けて行われつつある教育改革を反映しながら過去5年間研究推進を行ってまいりました。

 このような状況のもと、第35回埼玉県学校事務研究大会は、「学校教育に資する学校事務職員と学校事務を追求しよう」を大会テーマに、埼事研研究担当により研究中期計画の最終年度として提案を行います。一つは各年度の理論研究上課題として挙げられた「研修制度」、二つ目には具現化実践研究として提示してきた事務職員の職務内容をどのように学校経営に活かすのかを具体的に示す「事務室経営」という内容です。また本年度は北部支部のご協力により、第三分科会として魅力ある学校づくりへの参加そして参画を目指す学校事務のあり方についても提案を行います。

 進捗する教育改革の中で学校教育に資する学校事務をどのように追求するのか、会員の皆様と共に考えていきたいと思います。これからの学校、そして学校事務のあり方について、10年、20年という先を見据えるだけでなく、少し先にある私たち自身、あるいは私たちの後輩の姿について考えてみましょう。


第1分科会

学校事務職員と研修制度

−学校が変わる、事務職員もかわる!!−


 埼事研研究担当理論班

 研修のあり方が、教育改革の流れの一環として変わりつつあります。学校事務職員は、職務の性格上、研修の位置づけが行政職や教員と比較しても明確にされていません。これは、職務内容や職責に由来するところと考えられますが、最近は現行の研修体制では非常に不都合な点が多く指摘されるようになりました。それでもがんばっている学校事務職員。埼事研ビジョンに示されているとおり、研修制度の充実は最重要課題とされています。

 そこで、本研究では過去4年にわたる研究のまとめとして、様々な事務の役割をとおして、今後考えられる学校事務職員の研修のあり方を提案します。様々な改革が声高に唱えられている中で先の見えにくい時代です。しかし、研修のあり方を考える中で各自が自分たちの職務に誇りと自覚を持っていけることができたら・・・・。

 そんな思いと願いをこめて、分科会ではみなさんからの考えや意見を求めていきたいと思います。

 

討議の柱

 「これからの研修制度を考える」事務研主体の研修制度から任命権者、服務監督者との連携した研修制度へのシフトチェンジを図るとき・・・あなたはどう考える?!



第2分科会


学校経営と事務室経営

−たてよう目標、いかそう実践−

埼事研研究担当具現化実践班

 教育改革に伴い学校現場で様々な取り組みが行なわれ、学校事務も様々な広がりを見せ学校事務職員のさらなる力が期待されています。具現化班では、研究中期計画のまとめの年として、過去4年間の提案を振り返り、学校経営に事務職員が主体的に参画していくための方策として事務室経営案の作成と様々な実践事例を取上げました。学校の自主性・自律性の確立や説明責任が求められる中、学校における事務職員の役割とは何かについて皆様とともに模索したいと考えています。

 

討議の柱

積極的な学校経営参画の取組みについて

  

〜事務室経営案と実践から〜今後の学校事務職員の役割について



第3分科会 


魅力ある学校づくり 北部から

−基幹職員になろう まずは参加 そして参画へ−


 北部支部担当 北部地区学校事務研究協議会は、中教審答申や教育改革・地方分権という学校を取り巻く社会的状況の変化を真摯に受け止め、事務職員として、その職責・役割を果たしていくためには「どうしたらよいだろうか」と考え研究活動を推進してまいりました。

 今回は、「校務・企画委員会に参画しよう!」を合い言葉に、これまで北事研が継続的に積み重ねてきた研究を基本におき、校務・企画委員会への参画を目指し、「まずは、参加(その場に出席すること)」そして「参画(学校運営に対し提言ができる)へ」と、その職務・役割を果たし魅力ある学校づくりに関わる事務職員を目指し研究を進めてまいりました。

 北事研の会員には、参加の意識・姿勢はあっても行動まで至らない状況がたくさんあります。しかし、日々の活動をとおして請われた実践もあり、わずかな一歩を踏み出す行動力をどうつけていくのかが課題となっています。

 公務員制度改革のスタートが目前に迫り、もう時間的なゆとりは残されていません。

 事務職員同士の連携、事務効率の向上による確かな日々の実践と一人一人のさらなる意識改革により、まずは自ら働きかけて「校務・企画委員会への参加」を目指し、「参加から参画へ」とつなげ事務職員としての役割を果たし、「魅力ある学校づくり」を目指す学校職員となっていくための実践的方策をご参会の皆様と共に模索したいと思います。

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